認知症の予防にも役立つレクリエーション

デイサービスで行われているサービスで欠かすことのできない物の1つに、レクリエーションがある。レクリエーションというと余暇を利用して、日々のストレスや疲れを癒すために自分の好きなことを行うのが一般的だ。
しかし、デイサービスでは、こうした心身の癒し以外にも様々な目的が含まれている。その1つとして挙げられるのが、コミュニケーション力の向上だ。介護を必要としている人の多くが、自立した日常生活を送ることが困難となっていて、それにより他人と触れ合う機会が減ってしまうケースは少なくない。
家族を始めとした他人との交流は、脳を活性化させて認知症の予防にも繋がることが学術的な研究によって証明されている。デイサービスが、利用者同士で一緒にレクリエーションを楽しむ取り組みを行っているのは、認知症の予防や改善の意味合いも含まれているのだ。
そして、もう1つの大事な目的として、身体機能の回復がある。これは、要介護者に限った話ではないが、人間は年齢を重ねていくことで、体の様々な機能が低下してしまうのは避けられない。だからといって、機能の低下を理由に体を動かすことを止めてしまうと、衰えが加速してしまうので、注意が必要だ。
デイサービスで行われるレクリエーションは、ゲームを通して楽しく体を動かしていくことで、自然な形で身体機能を回復させることができる。体以外にも、料理や手芸といった手先を使う物は、脳を刺激することになるので、先ほど述べた認知症の予防や改善の効果も期待できるのだ。